腱・筋膜ケアが生む犬の体の変化
散歩の距離が短くなった、背中が丸まってきた——そうした愛犬の変化に気づいたとき、筋肉ではなく「腱」に原因があるケースは意外と多い。Kai body careが日本橋で行う整体は、関節まわりの腱や筋膜に直接働きかけることで運動機能の回復を狙う手法を採用している。腱や筋膜を緩めると体内の「腔」と呼ばれる空間が確保され、内臓の動きまで助けられるという考え方がベースにある。ドッグスポーツの競技犬がパフォーマンス向上目的で通うケースもあり、対象の幅はかなり広い。
成長期のパピーに腱のケアを施すと、骨の発育を後押しし関節の形成不全を予防する効果が期待できるという声が目立つ。施術はソフトな手技で進むため、シニア犬でも体への負担が少なく受けやすい。足がプルプル震える、疲れやすくなったといった症状から、故障予防やリハビリまで相談の入り口は一つに限られない。個人的には、筋肉を揉むのではなく腱にアプローチするという発想自体がかなり新鮮に映った。
柔道整復師の知見を犬の体に応用する試み
Kai body careの代表・糸田直人氏は国家資格である柔道整復師の資格を持ち、接骨院での臨床経験を経てこの事業を立ち上げた。解剖学・生理学の知識を人間だけでなく犬にも応用しているのは、二足歩行と四つ足歩行で骨や筋肉の構造がほぼ共通しているからだ。初回は約60分のカウンセリングと施術を組み合わせ、体の状態を丁寧に把握するところから始まる。2回目以降は約30分の施術で、継続的に体づくりをフォローしていく流れになっている。
小型犬に多い股関節のトラブルや膝蓋骨脱臼による歩行の不安定さにも対応しており、手術後のリハビリ目的で来院する飼い主も少なくないようだ。筋力の回復を無理のないペースで進めながら、全身のバランスや重心の調整まで視野に入れた施術を組み立てる。硬くなった筋肉をほぐして血行や柔軟性を高めることで、運動後の疲労回復やケガの予防につなげている。大型犬からパピーまでサイズを問わず受け入れている点は、通い先を探す飼い主にとって安心材料になるだろう。
飼い主自身の肩こりや腰痛にも同時対応
愛犬の施術のついでに、飼い主自身の不調も一緒にケアできる——Kai body careにはそんな仕組みがある。腱や筋膜へのアプローチは人間の体にも有効で、デスクワークで凝り固まった肩まわりやストレートネックによる頭痛など、慢性化しやすい症状に対して生理学に基づいた手技で施術を行っている。肩こり・腰痛・首の緊張といった悩みを放置せず、犬と同じタイミングで通院できるのは時間効率の面でもメリットが大きい。飼い主とワンちゃんのセット施術も歓迎しているとのこと。
「犬の施術で来たのに、自分の腰痛まで楽になった」と感じる利用者も多いという。体の歪みを整え重心を調整することで姿勢や歩行の安定感が増し、日常生活の動きやすさに直結する。飼い主が健康でいることは、散歩や遊びなど愛犬との時間の質にそのまま影響してくる。気になる箇所があればワンちゃんの相談と合わせて気軽に伝えてほしい。
水天宮前駅徒歩約3分・完全予約制で待ち時間なし
東京メトロ半蔵門線の水天宮前駅から徒歩約3分、都営浅草線の人形町駅からも徒歩約5分という立地にKai body careはある。営業時間は月・火・木・金が12:00〜19:00、水・土が10:00〜19:00で、日曜・祝日は休み。完全予約制のためLINEやInstagramから事前に連絡する形式で、待合室での長時間待機が発生しない。車で訪れる場合も周辺に時間貸し駐車場が複数あるので困ることはなさそうだ。
予約制を採っている分、施術者との距離が近く、1頭ずつしっかり時間を取って向き合ってもらえるという声が利用者から聞こえてくる。健康維持のための定期来院から競技犬のコンディション調整まで、目的に応じた使い方ができる。パピーもシニアも小型犬も大型犬も受け入れているため、犬種やサイズで断られる心配はない。


