院長も含めて全員が女性という診療体制
森下駅から徒歩2分の場所に2025年12月に開いたばかりのまどか左岸こころクリニックは、院長の後藤まどかをはじめスタッフ全員を女性で固めた精神科・心療内科です。心の不調を口にする場面では、同性のほうが話しやすいという声が目立ちます。江東区新大橋のBelleviage Morishita102を診療拠点として、女性が肩の力を抜いて受診できる空間づくりに取り組んでいます。森下駅は都営新宿線と都営大江戸線が交わる結節点で、通院の負担を減らせる点も大きいです。
院長は精神保健指定医および精神科専門医の資格を保有し、長年の臨床経験を診療に還元しています。思春期、妊娠出産、子育て、更年期と、女性のからだと心は人生の各局面で揺れ動きます。ホルモンバランスや社会的な役割の変化からくる不安や落ち込みに、医療者であり同じ女性でもある立場から向き合う姿勢は、訪れる患者にとって心強い支えになると感じる人も多いようです。
小学生から成人まで対応する診療領域
児童思春期外来では、小学校・中学校に通う子どもが抱える友人関係のもつれや学業の重圧、人とのやりとりのむずかしさといった悩みを受け止めます。発達障がいの特性についても丁寧に評価を行い、その子らしく日々を過ごせる道筋を保護者と一緒に組み立てていく流れです。学校生活で行き詰まりを感じている家庭からの相談も少なくありません。
成人の女性に対しては、職場ストレスによる適応障がい、休職中のケアと復職に向けた伴走、更年期の心身の揺らぎなど幅広く対応します。「焦らずに休むこと自体が回復の一歩」という方針のもと、復職までの段取りを段階的に整えていきます。発達特性を持つ成人女性には、苦手を補い得意を活かす生活の工夫を一緒に探る診療スタイルです。
一人ひとりの語りを軸にした診療姿勢
まどか左岸こころクリニックが診療の柱に据えているのは、患者本人の言葉に耳を傾ける時間そのものです。心の症状は表面に出ている部分の奥に、生活環境や人間関係、これまでの経験など複層的な要素が重なっています。だからこそ初診には約30分を確保し、再診でも5分から15分の幅を取って話を聞き続ける運用にしています。
「前に通った病院では話を聞いてもらえなかった」という経験を抱えて訪れる方も少なくないと院長は語ります。個人的には、診断名にだけ寄りかからず人生の文脈ごと受け止めようとする姿勢が印象的でした。院内はプライバシーに配慮した設計で、声が外に漏れにくい構造になっています。
通いやすさを支える立地と診療スケジュール
診療は月・火・木曜が午前9:30〜12:30と午後14:00〜17:00、水曜は16:30〜18:30の夕方枠、第2・第4土曜は午前9:30〜12:30という構成です。金曜と日曜は休診となります。仕事帰りに立ち寄りたい方には水曜の夕方枠が使いやすいという声があります。
予約は電話03-6659-9293のほかWeb予約システムからも受け付けており、初診の方でも事前に流れを確認した上で来院できます。森下エリアで暮らす人、働く人の心の拠りどころになることを掲げ、開院初期から地域に根を下ろした診療を進めています。


