三つの国家資格が一つの施術台に乗る
鍼灸院のなかには、鍼とお灸だけを専門に扱うところも多くあります。鍼灸サロン マーレが少し違うのは、鍼師ときゅう師に加えて柔道整復師の資格も持つ佐久間惇さんが、一人で施術を組み立てている点です。骨格や身体の使い方まで見られる視点が、鍼灸の施術のなかにそのまま組み込まれます。広島県内の専門学校で学び、三つの資格をそろえた経歴が、この幅の背景にあります。
手段が複数あると、ひとつの不調に対して入り口を選べます。鍼の刺激で緩める日もあれば、整体やもみほぐしで身体の動きから整える日もあります。どれを使うかは、問診と身体のチェックを済ませてから決めていきます。方法が一つに固定されていないぶん、合わなかったときに別の角度へ切り替えられます。
保険の枠にとらわれない料金の立て方
鍼灸サロン マーレの施術は、保険を使わない自由診療です。保険の決まりに縛られず、その人の状態に合わせて時間も手段も組めます。鍼通電+灸と頭皮鍼はどちらも40分3,000円、全身ほぐしを足した50分の内容が4,000円という、わかりやすい料金です。
来院は予約を優先しつつ、空いていれば予約なしでも受けられます。確実に希望の時間へ入りたいときは、事前に連絡しておくと安心です。16時から21時という夜寄りの営業なので、日中に動きにくい人でも予定を立てやすい時間割になっています。
同じ人が診つづけるという強み
担当がそのつど替わらないことは、思っている以上に効いてきます。前回どこをどう施術し、そのあと身体がどう動いたか——その経過が佐久間さんの中に残り、次の施術の土台になります。正直なところ、毎回ゼロから説明し直さずに済むのは、通う側からするとかなり楽だと取材で感じました。経過を知っている人に任せられる安心感が、続けやすさにもつながっています。
初めて鍼を受ける人への最初の説明にも、同じ姿勢が表れています。何をどの順番で行うのかを先に共有してから施術に入るので、台の上でも落ち着いて臨めます。アットホームな空気のなかで、質問をそのつど挟みやすいのも、一人で向き合っているからこそです。


